Sun Java System Web Proxy Server 4.0.9 リリースノート

既知の問題点

この節では、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.9 がリリースされた時点での非常に重要な既知の問題および制限を一覧表示します。問題をカテゴリごとに記述します。

管理

次の表は、管理ユーザーインタフェースに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 13 管理における既知の問題

ID  

概要 

6653507 

「Monitor Current Activity Statistics/Profiling」が ON に設定されている場合、ユーザーのインタフェースからは OFF にできません。 

6212701 

サーバーインスタンスの起動に失敗すると、相反するエラーメッセージが表示されます。 

管理インタフェースが間違った情報を構成ファイルに書き込む可能性は非常に低いため、この相反するエラーメッセージが表示されることはめったにありません。ユーザーが手動で間違った情報を構成ファイルに書き込んだ場合にのみ可能性があります。  

6231297 

SOCKS 設定に変更を加えて、SOCKS サーバーの代わりに Proxy Server を再起動した場合は、「Restart Required」リンクが消えます。 

6484502 

プロキシサーバーの管理インタフェースがローカライズされていません。 

6509535 

米国では、3 月の第 2 日曜日にサマータイム (DST) が始まり、11 月の第 1 日曜日に終了します。これは、オペレーティングシステムと JRE の日付と時刻の規則に影響を与えます。  

プロキシサーバーのスタンドアロンバージョンでは、2007 年の DST の変更に対応する JRE バージョンがインストーラにバンドルされています。ただし、回避策の手順 1 の説明に従って適切なオペレーティングシステムのパッチをインストールすることにより、オペレーティングシステムの日付と時刻の規則への影響に対処する必要があります。 

JavaES 5 のプロキシサーバーのインストールでは、オペレーティングシステムのパッチとともに DST 互換バージョンの JRE もインストールする必要があります。回避策の手順 1 および 2 に従ってください。 

回避策

  1. 適切なオペレーティングシステムのパッチをダウンロードして使用します。Solaris パッチは http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-26-102775-1 からダウンロードできます。

    その他のプラットフォームの場合は、同様のDST 互換パッチをオペレーティングシステムのベンダーの Web サイトからダウンロードしてください。

  2. Solaris、Windows、および Linux プラットフォームの場合は、JRE 1.4.2_13 を使用してプロキシサーバーを実行してください。HP-UX プラットフォームの場合は、JRE 1.4.2.12 を使用してプロキシサーバーを実行してください。

6558027 

Windows で複数バイト文字のサーバー識別子を使用すると、サーバー側で createInstance.exe のエラーが発生します。

キャッシュ

次の表は、キャッシュに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 14 キャッシュにおける既知の問題

ID  

概要  

6654514 

要求タイプ 504 に対して、Proxy-Agent ヘッダーに元のヘッダーが表示されます。 

6229823 

新しいパーティションを追加すると、パーティションのサイズに関係なく、デフォルトのセクション s0.0 も作成されます。エラーファイルに警告メッセージが記録されます。 

回避策

cbuild ユーティリティーを使用して、新しいパーティションを追加するか、または新しいキャッシュパーティション下の s0.0 フォルダを削除し、プロキシサーバーを再起動します。

エラーメッセージは無視して構いません。 

6619620 

Doc RFE: Proxy Server をネットワークキャッシュとアクセラレータ (NCA) と一緒に使用すべきではありません。 

Proxy Server 4.0.8 を NCA と一緒に使用すると、ユーザー ID とパスワードの入力をブラウザから繰り返し求められます。これは、NCA が Proxy-authorization のような Proxy 固有のヘッダーをサポートしないために発生します。

回避策

Proxy の待機ソケット設定で NCA を選択しないでください。 

インストール

次の表は、インストールに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 15 インストールにおける既知の問題

ID  

概要  

6205683 

Windows 上のコンソールインストールに失敗します。 

6255325 

root ユーザーでないユーザーが Proxy Server をインストールし、/var/opt/sun/install ディレクトリが存在しない場合、インストーラは例外をスローし、Linux でのインストールは失敗します。

6353576 

サイレントアップグレードインストールが機能しません。 

6587776 

Windows XP 上で Java ES 5 から Proxy Server をインストールした場合、システムエラー 1067 が表示されます。 

6756659 

setup コマンドの --javahome オプションで JDK 1.6 の場所を指定した場合にのみ、GUI インストーラを使用して OpenSolaris 上に Proxy Server 4.0.9 をインストールできます。

6607551 

Windows 上で、パッチをアンインストールしても Proxy Server のバージョンは以前のバージョン番号に変更されません。 

Uninstaller スクリプトを使用してパッチを取り消しても RenameService.exe ユーティリティーに制限があるため、サービス記述名を以前の Proxy Server のバージョンに変更できません。このため、パッチをアンインストールしたあとでも、サービス記述には以前のバージョン番号ではなく最新の Proxy バージョンが表示されます。

国際化

次の表は、国際化に関連した既知の問題を一覧したものです。

表 16 国際化における既知の問題

ID  

概要  

6233080 

ルーティングが別のプロキシサーバーを使って設定されている場合、「Disable Proxying」オプションはマルチバイトデータ (URL エンコード) の URL では機能しません。 

6233090 

マルチバイトデータ (URL エンコード) の URL をマップできません。 

6253844 

プロキシサーバーのオンラインヘルプは zh-cn (簡体字中国語) をサポートしていません。 

6297168 

異なるシステムエンコーディングでサーバーを起動すると、そのシステムエンコーディングのシステムによってエラーが発生し、エラーログに記録されます。管理サーバーから表示すると、エラーログには正しく表示されないシステムエンコーディングの文字が含まれる場合があります。 

回避策

エラーログが管理インタフェースで正しく表示できるように、ブラウザのエンコーディングを OS ロケールに合うように変更します。しかし、この手順は他のページに移動して「View Error Log」に戻るたびに必要となります。 

6300080 

プロキシサーバーのコンテンツ書き換え関数が矛盾しています。  

6526476 および 6526488 

HP-UX でのプロキシサーバーのスタンドアロンインストールでは、GUI モードでインストールを行うと日本語の文字が正しく表示されません (ID 番号 6526476)。そのままインストールを続行すると、インスタンスの作成中にエラーが発生します (ID 番号 6526488)。  

回避策

次のいずれかの回避策を使用できます。 

  • HP-UX の日本語ロケールでは CLI モードのインストールを使用します。

  • 文字が破壊されて表示されていても、インストールを続行します。インストーラがインスタンスの作成に失敗した場合は、管理インタフェースにログオンしてインスタンスを作成します。

6550995 

次のエラーメッセージは、どのロケールに対してもローカライズされていません。 

HTTP7774: received extraneous data following response

各国語化

次の表は、ローカリゼーションに関連した既知の問題を一覧したものです。

表 17 ローカリゼーションにおける既知の問題

ID  

概要  

6779070 

Proxy Server OLH の利用規約のリンクが壊れています。

6253844 

Proxy Server OLH の設定言語オプションは、zh-cn (簡体字中国語) をサポートしていません。

SOCKS

次の表は、SOCKS に関連した既知の問題を一覧したものです。

表 18 SOCKS における既知の問題

ID 

概要  

6245453 

更新抑制機能は GUI に表示され、「Server Manager」>「SOCKS」>「Configure SOCKS v5」ページに説明がありますが、この機能は実装されていません。 

6263389 

Windows で同じポートを使用して SOCKS の 2 つのインスタンスを起動すると、エラーがレポートされません。 

6285791 

JavaES 4 の SOCKS サーバーの start コマンド行の問題はこのリリースで修正されましたが、JavaES 4 インストールで作成された既存のインスタンスでは、最新の 4.0.3 パッチにアップグレードしたあとも問題が残ります。アップグレード後に作成された新しいインスタンスにはこの問題はありません。この問題は、Web Proxy Server のスタンドアロンインストールでは発生しません。