Sun Blade Storage Module M2 管理ガイド

 

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変更履歴

ストレージのホストへの割り当て

シャーシの SAS-2 ドメインへの SAS デバイスのアクセス

Sun Blade Zone Manager を使用した、ストレージモジュールのリソースへのホストアクセス

システム要件

CMM ILOM の Web インタフェースを使用してストレージをホストに割り当てる方法

CMM ILOM の CLI を使用してストレージをホストに割り当てる方法

ストレージの管理

管理用語の定義

ストレージモジュールの管理の概要

CMM ILOM を使用した管理オプション

Sun Storage 6Gb SAS REM RAID HBA (SGX-SAS6-R-REM-Z) を使用した管理オプション

Sun Storage 6Gb SAS REM HBA (SGX-SAS6-REM-Z) を使用した管理オプション

保守とホットプラグ操作の実行

ホットプラグ操作の準備

ホットプラグ操作と結果

ゾーン構成の復元

ストレージモジュールファームウェアのアップグレード

既存の仮想ドライブの交換用 REM へのインポート

SPARC システムでの REM の交換

x86 システムでの REM の交換

Storage Moduleのセンサーとインジケータ

センサーのタイプ

CMM ILOM Web インタフェースを使用したセンサーとインジケータの情報の表示

CMM ILOM CLI を使用したセンサーとインジケータの情報の表示

ハードディスクドライブおよび FMod センサー

ESM センサー

システムセンサー

システムインジケータ

トラブルシューティング

CMM ILOM イベントログの表示

Sun Blade Zone Manager の注意事項

ストレージモジュールの注意事項

NEM の注意事項

索引

管理用語の定義

この節で使用されるいくつかの用語は、ストレージモジュールの管理について理解を深めるために熟知しておく必要があります。

帯域内
帯域内管理では、管理トラフィック用にホストおよびストレージデバイス間の一次データパス (SAS リンク) を使用します。
帯域外
帯域外管理は、ホストおよびストレージデバイス間の一次データパスを除く Ethernet ネットワーク上で行われます。ほかの種類の帯域外管理には、CMM ILOM を使用してモジュールファームウェアのアップグレードなどのタスクを実行することや、モジュールの LED インジケータを使用したコンポーネント障害分離などがあります。
SES
SCSI Enclosure Services。SES は、SAS 格納装置に取り付けられた SCSI 以外のコンポーネントの状態 (電圧、温度センサー、モジュールインジケータなど) の管理および検知のほか、電源の投入/切断、またはモジュール LED の点灯にも使用されるコマンドセットです。SES をサポートする管理ソフトウェアを使用すると、帯域内の SAS 接続を使用してストレージモジュールに対する監視やコマンドの実行を行うことができます。SES プロセスはエクスパンダで動作し、管理ソフトウェアから診断コマンドを実行します。Sun Blade Storage Module M2 は、SES-2 をサポートしています。
SMP
SMP (Serial Management Protocol)。SES のほかに、SMP では管理ソフトが SAS リンクを介して帯域内でストレージモジュール管理機能を実行できます。ゾーン機能、ハードディスクおよびシャーシの LED、温度および電圧のセンサーを含む、ストレージモジュールの管理を提供します。
ポーリング
コンポーネントの状態の更新が管理クライアントに送られる時間間隔。
警告 (またはイベント)
ハードディスク、格納装置の温度などのデバイスの状態の変化。警告には重要度が含まれ、情報、非クリティカル、クリティカル、および回復不可能なデバイスステータスを表します。警告は管理クライアントに表示され、電子メールで警告通知を受信する場合もあります。
FRU
現場交換可能ユニット。これらは、障害の監視対象にできる、ハードディスクドライブ、FMod などの交換可能な部品です。これらの部品は、障害が発生した場合に交換できます。ストレージモジュール自体を除くすべての FRU は、顧客交換可能ユニット (CRU) でもあります。
ディスク管理
ボリュームの作成、ログに記録されたディスクエラーの表示、ディスクのマウントとアンマウント、障害のあるディスクの交換を行うために REM を使用して実行されるタスク。
格納装置管理
ホストベースのゾーン機能の構成、ストレージモジュールの状態の監視、FRU 情報の取得、ファームウェアの更新、およびモジュールのリセットを行うために CMM を使用して実行されるタスク。