dl で読み込む Forth のプログラムは ASCII ファイルでなければなりません。
シリアルラインからファイルを読み込むには、テストシステムのシリアルポート ttya を、要求があればすぐにファイルを転送できるマシン (つまり、サーバー) に接続し、そのサーバーで端末エミュレータを起動します。次に、端末エミュレータを使用して dl でファイルをダウンロードします。
次の例では、Solaris の端末エミュレータ tip を使用するものとします。(この手順についての詳細は、付録 A 「TIP 接続の設定」を参照してください。
テストシステムの ok プロンプトで次のように入力します。
ok dl |
サーバーの tip ウィンドウから、次のように入力します。
‾C |
これによりコマンド行を表示します。このコマンド行を使用して Solaris コマンドをサーバーに発行します。
C は大文字で入力する必要があります。
tip は、‾ がコマンド行上の最初の文字の場合にのみ、この文字を tip コマンドとして認識します。tip が ‾C を認識できなかった場合は、tip ウィンドウに Enter キーを入力し、もう一度 ‾C を入力します。
local command プロンプトで cat を使用してファイルを転送します。
‾C (local command) cat filename (Away two seconds) Control-D |
tip が (Away n seconds)の形式のメッセージを表示したら、tip ウィンドウに
Control-D
を入力して、ファイルの終わりに達したことを dl に知らせます。
dl はそこで自動的にファイルを解釈し、ファイルが読み込まれたシステムの画面に再び ok プロンプトが現れます。