OpenBoot 3.x コマンド・リファレンスマニュアル

ブレークポイントコマンド

表 I-42 ブレークポイントコマンド

コマンド  

スタックダイアグラム 

説明 

+bp

( addr -- ) 

指定されたアドレスにブレークポイントを追加します。 

-bp

( addr -- ) 

指定されたアドレスからブレークポイントを削除します。 

--bp

( -- )  

最新に設定されたブレークポイントを削除します。 

.bp

( -- ) 

現在設定されているすべてのブレークポイントを表示します。 

.breakpoint

( -- ) 

ブレークポイントが発生したときに指定された処理を実行します。このワードは、実行させたい任意の処理を実行するように変更できます。たとえば、ブレークポイントごとにレジスタを表示するには、['] .registers is .breakpoint と入力します。 デフォルト処理は .instruction です。複数の処理を実行させるには、実行させたいすべての処理を呼び出す 1 つの定義を作成し、次にそのワードを .breakpoint に読み込みます。

.instruction

( -- ) 

最後に現れたブレークポイントのアドレスとオペコードを表示します。 

.step

( -- ) 

シングルステップで実行になったときに指定された処理を実行します (.breakpointを参照)。

bpoff

( -- ) 

すべてのブレークポイントを削除します。 

finish-loop

( -- ) 

このループの終わりまで実行します。 

go

( -- ) 

ブレークポイントから実行を継続します。これを利用して、 go を発行する前にプロセッサのプログラムカウンタを設定することにより、任意のアドレスに移ることができます。

gos

( n -- ) 

gon 回実行します。

hop

( -- ) 

(step コマンドと同じです。) サブルーチン呼び出しを 1 つの命令として扱ってください。

hops

( n -- ) 

hopn 回実行します。

return

( -- ) 

このサブルーチンの終わりまで実行します。 

returnl

( -- )  

このリーフサブルーチンの終わりまで実行します。 

skip

( -- ) 

現在の命令をスキップします (実行しません)。 

step

( -- ) 

1 命令を 1 つずつ実行します。 

steps

( n -- ) 

stepn 回実行します。

till

( addr -- ) 

指定されたアドレスに行き当たるまで実行します。+bp go と等価。