Solaris 8 のインストール (上級編)

rules ファイル例の内容

次の例は、rules ファイル内のルールをいくつか示しています。各行には、ルールキーワードとそのキーワードに有効な値があります。JumpStart は、rules ファイルを上から下へ走査します。


注 -

左の列に示された数字は挿入しないでください。これらの数字は、例の後に表示される脚注です。


JumpStart は、既知のシステムとルールキーワードおよび値を照合する場合、プロファイルフィールドにリストされたプロファイルによって指定された Solaris ソフトウェアをインストールします。

	 # rule keywords and rule values       begin script       profile       finish script
	 # -----------------------------       ------------       --------      -------------
1 hostname eng-1                        -                  basic_prof    -
2 network 192.43.34.0 && !model ¥
	 'SUNW,SPARCstation-20'                -                  net_prof      -
3 model SUNW,SPARCstation-LX            -                  lx_prof       complete
4 network 193.144.2.0 && karch i86pc    setup              IA_prof       done
5 memsize 16-32 && arch i386            -                  prog_prof     -
6 any  -                                -                  generic_prof  -

1. このルールは、システムのホスト名が eng-1 の場合に一致します。basic_prof プロファイルは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。

2. このルールは、システムがサブネット 192.43.34.0 にあって、SPARCstationTM 20 (SUNW, SPARCstation-20) ではない場合に一致します。net_prof プロファイルは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。このルールは、rules ファイルの構文」に定義されたルールラップの例にもなっています。

3. このルールは、システムが SPARCstation LX である場合に一致します。lx_prof プロファイルと complete 終了スクリプトは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。

4. このルールは、システムが 193.144.2.0 にあって、IA ベースのシステムである場合に一致します。setup 開始スクリプト、IA_prof プロファイル、および done 終了スクリプトは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。

5. このルールは、システムに 16〜32M バイトのメモリーがあって、IA 搭載システムである場合に一致します。prog_prof プロファイルは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。

6. このルールは、上記のルールに一致しなかったすべてのシステムに一致します。generic_prof プロファイルは、このルールに一致するシステムに Solaris ソフトウェアをインストールするために使用されます。このプロファイルを使用する場合は、any が常に、rules ファイルの最後のルールでなければなりません。