Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

手入力でアクションを作成しなければならない理由

アクションには次の 3 つの基本型があります。

アクション作成ツールは、COMMAND アクションと MAP アクション型を作成するように設計されています。すべての TT_MSG アクションは、手動で作成しなければなりません。

詳細は、「アクション作成ツールの制限」を参照してください。

COMMAND アクション

「コマンド・アクション」は、アプリケーションやユーティリティを起動するコマンド、シェル・スクリプト、またはオペレーティング・システム・コマンドを実行します。アクションの定義には、実行されるコマンド (EXEC_STRING) も含まれます。

アクション作成ツールは、コマンド・アクションの最も一般的な型を作成するのに使用できます。しかし、アクションを手動で作成しなければならない状況のときもあります。たとえば、アクションが次のものを指定する場合には、手動で COMMAND アクションを作成しなければなりません。

MAP アクション

「マップ・アクション」は、コマンドや ToolTalk メッセージを直接指定すること以外の、別のアクションに「マップされる」アクションです。

マッピングは、アクションの代替名を指定する機能を提供します。たとえば、[アイコンエディタ] という名前の組み込みコマンド・アクションは、アイコン・エディタを起動します。データベースにも [開く] アクションが含まれていますが、(ARG_TYPE フィールドによって) 定義はビットマップ・ファイルとピックスマップ・ファイルに制限され、 [アイコンエディタ] アクションにマップされます。これによりユーザは、ファイル・マネージャのビットマップ・ファイルまたはピックスマップ・ファイルを選択してから [選択] メニューより [開く] を選択することにより、アイコン・エディタを起動できます。

アクション作成ツールは、[開く] アクションと [印刷] アクションの制限されたマッピングを提供します。その他のすべてのマップ・アクションは、手動で作成しなければなりません。

TT_MSG (ToolTalk メッセージ) アクション

TT_MSG アクションは、ToolTalk メッセージを送信します。すべての TT_MSG アクションは、手動で作成しなければなりません。