このコレクションには、Kodak Color Management System (KCMS) アプリケーションプログラミングインタフェース (API) を使用するソフトウェア開発者に関連するマニュアルが含まれます。表 4-2 でマニュアルの内容を簡単に説明します。
表 4-2 KCMS Collection
KCMS マニュアル |
説明 |
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KCMS フレームワーク API について説明します。KCMS フレームワークを使用すると、正確な再現が可能になり、デジタルカラーイメージをデスクトップコンピュータやその周辺機器に出力したときの見栄えが向上します。この API を使用すると、正しく色を変換および操作するアプリケーションを作成できます。 |
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動的にロード可能なデバイスハンドラモジュールを作成する方法について説明します。このデバイスハンドラは、KCMS Calibrator Tool にカラー補正データを供給し、ICC 形式のファイルを更新します。このマニュアルでは、動的にロード可能なモジュールと KCMS Calibrator Tool との間でやり取りされる相互動作の概要も説明します。 |
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KCMS カラー管理モジュール (CMM) を作成する方法について説明します。この中で、グラフィックス移植インタフェース (GPI) を C++ で実装した KCMS 基本ライブラリの使い方についても説明します。このインタフェースによって、KCMS ライブラリのデバイスに依存しない層をカラーモジュールとリンクし、アプリケーションからカラーモジュールへのデータフローを実現します。このマニュアルは、カラー管理技術で利用されるカラーモジュールを作成するドライバ開発者を対象とします。 |
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KCMS 基本ライブラリ内の各 C++ クラスについて説明します。このライブラリは、KCMS カラーモジュールを作成するために C++ で実装したグラフィック移植インタフェースです。カラー管理技術で利用されるカラーモジュールを作成するドライバ開発者を対象とします。
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CMM のためのテスト用スクリプトおよびテスト機能について説明します。このテスト環境を使って CMM 開発者は、作成した CMM が KCMS フレームワークに準拠しているかどうかを確認できます。また、KCMS フレームワークの開発と利用に関心がある方にも役立ちます。 |