Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

スーパーユーザー (root) になる

ユーザーを追加するなど、ほとんどの管理作業では、まず root (UID=0) でログインする必要があります。root アカウントは、システムを変更したり、緊急時にユーザーファイルの保護を無効にしたりできるので、スーパーユーザーアカウントとも言います。

むやみにシステムを変更することを避けるために、スーパーユーザーアカウントは、管理作業を実行するためだけに使用してください。

root としてシステムにログインすることも、su(1M) コマンドを使用してスーパーユーザーアカウントに変更することも可能です。

役割によるアクセス制御を使用している場合、管理作業を実行する役割 (root またはその他の役割) になる必要があります。su コマンドを使用することによってその役割になることができます。特定の役割で直接ログインすることはできません。詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 2 巻)』の「役割によるアクセス制御」を参照してください。

スーパーユーザー (root) になる方法

次のいずれかの方法で、スーパーユーザーになります。どちらの方法でも、root のパスワードを知っておく必要があります。