Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

アクセスを容易にするためのマウントポイント

アクセスをより容易にするために、ボリューム管理は、/floppy および /cdrom という 2 つの特殊なマウントポイントを使用します。

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ボリューム管理は、/vol/dev/diskette0 および /vol/dev/dsk/c0t6 というディレクトリを、/floppy および /cdrom にマウントします。

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これらのマウントポイントがあるため、フロッピーディスクを挿入すると、/floppy/diskette-name でアクセスできます。同様に、CD を挿入すると、/cdrom/cd-name でアクセスできます。

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ただし、これらのマウントポイントは、適切なフォーマットが必要です。フロッピーディスクがフォーマットされていればマウントは成功しますが、フォーマットされていないと、マウントは失敗して、フロッピーディスクは /vol/dev/diskette0 でしか使用できません。フロッピーディスクは、「UFS フロッピーディスクをフォーマットする方法」または 「DOS フロッピーディスクをフォーマットする方法」の説明に従ってフォーマットできます。

システムに複数のドライブがある場合は、/floppy/floppy0/floppy/floppy1/cdrom/cdrom0 などの並列のディレクトリにマウントされます。