ファイルシステムをマウントするときには、largefiles オプションがデフォルトで選択されるため、2G バイトを超えるファイルを作成できます。大規模ファイルを作成した後で、nolargefiles オプションを指定してファイルシステムを再マウントするには、あるいは Solaris 2.6 およびその互換バージョンを実行するシステム上にマウントするには、大規模ファイルをすべて削除して、fsck を実行して状態を「nolargefiles」にリセットしなければなりません。
以下の手順では、ファイルシステム用のエントリが /etc/vfstab ファイルにあるものとします。
スーパーユーザーになります。
ファイルシステム内に大規模ファイルが存在しないことを確認します。
# cd mount-point # find . -xdev -size +20000000 -exec ls -l {} ¥; |
mount-point |
大規模ファイルがあるかどうかをチェックするファイルシステムのマウントポイントを指定する。 |
大規模ファイルが当該ファイルシステム内に存在する場合は、そのファイルを削除するか、他のファイルシステムに移動します。
ファイルシステムのマウントを解除します。
# umount mount-point |
ファイルシステムの状態をリセットします。
# fsck mount-point |
nolargefiles オプションを指定してファイルシステムを再マウントします。
# mount -o nolargefiles mount-point |
次の例は、/datab ファイルシステムをチェックし、nolargefiles オプションを指定して再マウントしています。
# cd /datab # find . -xdev -size +2000000 -exec ls -l {} ¥; # umount /datab # fsck /datab # mount -o nolargefiles /datab |