Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

IA: System V (S5FS) ファイルシステムをマウントする方法

  1. スーパーユーザーになります。

    ファイルシステムをマウントするには、ローカルのシステムにマウントポイントが必要です。マウントポイントとは、マウントされるファイルシステムが接続されるディレクトリのことです。

  2. mount(1M) コマンドで、S5FS ファイルシステムをマウントします。


    # mount -F s5fs [-o mount-options] /dev/dsk/device_name mount-point
    

    -o mount-options

    S5FS ファイルシステムのマウントに使用できるマウントオプションを指定する。汎用マウントオプションについては、表 36-3 を参照。オプションについては、mount_s5fs(1M) のマニュアルページを参照。

    /dev/dsk/device-name

    ファイルシステムが存在するディスクスライスのデバイス名 (/dev/dsk/c0t3d0s7 など) 。ディスクデバイス名を調べる方法については、「ディスクスライス情報を表示する方法」を参照。

    mount-point

    ファイルシステムをマウントするディレクトリを指定する。 

IA: 例 - S5FS ファイルシステムをマウントする

次の例では、/dev/dsk/c0t3d0s7/files1 ディレクトリにマウントします。


# mount -F s5fs /dev/dsk/c0t3d0s7 /files1