Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

余分なスワップ空間を削除する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のように swap -d コマンドを使用してスワップ空間を削除します。


    # /usr/sbin/swap -d /path/filename
    

    スワップファイル名がリストから削除されるので、スワッピングに使用できなくなります。ファイルそのものは削除されません。

  3. /etc/vfstab ファイルを編集して、スワップファイルのエントリを削除します。

  4. 他の目的に使用できるようにディスク領域を復元します。


    # rm swap-filename
    

    スワップ空間がファイルの場合は削除します。また、スワップ空間が別のスライスに入っていて、不要なことがわかっている場合は、新しいファイルシステムを作成してマウントします。

    ファイルシステムをマウントするについての詳細は、第 36 章「ファイルシステムのマウントとマウント解除 (手順)」を参照してください。

例 - 余分なスワップ空間を削除する

次の例は、/files/swapfile スワップファイルを削除します。


# swap -d /files/swapfile
# (削除されたスワップエントリを /etc/vfstab ファイルから削除する)
# rm /files/swapfile
# swap -l
swapfile             dev  swaplo  blocks   free
/dev/dsk/c0t2d0s1   32,17      8  205624  192720