スーパーユーザーになります。
データが破壊されたファイルシステム上のディレクトリがカレントディレクトリになっている場合は、カレントディレクトリを変更します。
ファイルシステムをマウント解除します。
# umount mount-point |
次の手順では、必ず newfs -N オプションを使用してください。-N オプションを省略すると、新しい空のファイルシステムが作成されます。
newfs -N コマンドを使用して、スーパーブロックの値を表示します。
# newfs -N /dev/rdsk/device-name |
このコマンドの出力には、newfs によってファイルシステムが作成されたときに、スーパーブロックのコピーとして使用されることになったブロック番号が表示されます。カスタマイズされたファイルシステムを作成する方法については、「カスタムファイルシステムパラメータの決定」を参照してください。
fsck コマンドを使用して、代替スーパーブロックを指定します。
# fsck -F ufs -o b=block-number /dev/rdsk/device-name |
fsck は、指定された代替スーパーブロックを使用して、一次スーパーブロックを復元します。いつでも代替ブロックとして 32 を試すことができます。また、newfs -N で表示された代替ブロックを使用することもできます。
次の例では、/files7 ファイルシステムのスーパーブロックがブロック番号 5264 に存在するコピーを使って復元されます。
# cd / # umount /files7 # newfs -N /dev/rdsk/c0t3d0s7 /dev/rdsk/c0t3d0s7: 163944 sectors in 506 cylinders of 9 tracks, 36 sectors 83.9MB in 32 cyl groups (16 c/g, 2.65MB/g, 1216 i/g) super-block backups (for fsck -b #) at: 32, 5264, 10496, 15728, 20960, 26192, 31424, 36656, 41888, 47120, 52352, 57584, 62816, 68048, 73280, 78512, 82976, 88208, 93440, 98672, 103904, 109136, 114368, 119600, 124832, 130064, 135296, 140528, 145760, 150992, 156224, 161456, # fsck -F ufs -o b=5264 /dev/rdsk/c0t3d0s7 Alternate superblock location: 5264. ** /dev/rdsk/c0t3d0s7 ** Last Mounted on ** Phase 1 - Check Blocks and Sizes ** Phase 2 - Check Pathnames ** Phase 3 - Check Connectivity ** Phase 4 - Check Reference Counts ** Phase 5 - Check Cyl groups 36 files, 867 used, 75712 free (16 frags, 9462 blocks, 0.0% fragmentation) /dev/rdsk/c0t3d0s7 FILE SYSTEM STATE SET TO OKAY ***** FILE SYSTEM WAS MODIFIED ***** # |
ルート (/) ファイルシステム中のスーパーブロックが破壊されていてシステムをブートできない場合は、/kernel/unix を再インストールして newfs コマンドでルートファイルシステムを再構築してください。スーパーブロックは newfs コマンドによって作成されるので、ユーザーが復元する必要はありません。