Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

ユーザーへの課金

ファイルの復元、リモート印刷などの特別なユーザーサービスを要求時に提供する場合は、chargefee(1M) という機能を使用してユーザーに対する課金処理を行うことができます。chargefee は、課金をファイル /var/adm/fee に記録します。次に、runacct ユーティリティが実行されるたびに、新しいエントリが拾い出されて、全体のアカウンティングレコードにマージされます。

ユーザーに課金する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. ユーザーに提供されたサービスに対して課金するように設定します。


    # chargefee username amount
    

    username

    課金したいユーザーアカウント 

    amount

    ユーザーに対する課金の単位数 

例 - ユーザーに課金する

次の例は、ユーザーがアカウント print_customer にログインするたびに 10 単位を課金します。


# chargefee print_customer 10