Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

システム性能とシステム資源

コンピュータシステムの性能は、システムがその資源をどのように使用して割り当てるかによって左右されます。したがって、通常の条件下でどのように動作するかを知るために、システム性能を定期的に監視することが重要になります。期待できる性能についてよく把握し、問題が発生したときに分析できなければなりません。

性能に影響を及ぼすシステム資源は次のとおりです。

システム資源 

説明 

中央処理デバイス (CPU) 

CPU は、命令をメモリーからフェッチして実行します。 

入出力 (I/O) デバイス 

I/O デバイスは、コンピュータとの間で情報をやりとりします。この種のデバイスには、端末とキーボード、ディスクドライブ、プリンタなどがあります。  

メモリー

物理 (またはメイン) メモリーは、システム上のメモリー (RAM) の容量を示します。 

コンピュータシステムの動作と性能に関する統計情報を表示するツールについては、第 36 章「性能の監視手順」を参照してください。

性能の調整に関連する情報

性能の問題は多岐にわたる要素が含まれるため、ここではすべてを詳しく説明できません。Sun では、性能調整コースやオンライン性能調整情報を提供しています。さらに、性能の改善とシステムやネットワークの調整についてさまざまな側面を網羅したいくつかの書籍が出版されています。

目的 

参照サイト 

性能調整に関するクラス 

http://suned.sun.com

オンランの性能調整情報 

http://www.sun.com/sun-on-net/performance

Resource Management』など、Sun Microsystems Press が出版する性能調整に関する書籍の注文

http://www.sun.com/books/blueprints.series.html

システムやネットワークの性能調整については、次の書籍を参照してください。