Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

サービスを追加する方法

標準の端末サービスを mbmon ポートモニターに追加するには、次のように入力します。


# pmadm -a -p mbmon -s a -i root -v `ttyadm -V` -m "`ttyadm -i 'Terminal disabled'
 -l contty -m ldterm,ttcompat -S y -d /dev/term/a -s /usr/bin/login`"

注 -

上記の入力例では、contty の後が次の行にまたがっていますが、実際には Return キーを押さずに (改行なしに) 入力します。


-a

ポートモニターの状態フラグを追加 (add) する。 

-p

mbmon をポートモニタータグとして指定する。

-s

a をポートモニターサービスタグとして指定する。

-i

識別情報を、実行中にポートモニターサービスタグに割り当てられるように指定する。 

-v

ポートモニターのバージョン番号を指定する。 

-m

ttymon により書式化された ttyadm 固有の構成データを指定する。

上記の pmadm コマンドには ttyadm コマンドが組み込まれています。その組み込みコマンドの中の指定項目の意味は次のとおりです。

-b

ポートフラグを発着信両用に指定する。 

-i

無効応答メッセージを指定する。 

-l

/etc/ttydefs にあるどの TTY 名を使用するか指定する。

-m

サービスを起動する前にプッシュする STREAMS モジュールを指定する。 

-d

TTY ポートに使用する装置へのフルパス名を指定する。 

-s

接続要求を受信したとき起動するサービスへのフルパス名を指定する。引数が必要な場合、コマンドと引数を二重引用符 (") で囲む。