Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

リモートシステムにログインする方法 (rlogin)

rlogin(1) コマンドを使用してリモートシステムにログインします。


$ rlogin [-l user-name] system-name

rlogin

(オプションなし) リモートシステムに直接、つまり現在のユーザー名を使用してログインする 

-l user-name

リモートシステムに間接的に、つまり入力するユーザー名を使用してログインする 

ネットワークがユーザーを認証しようとする場合には、パスワードを求めるプロンプトは表示されません。リモートシステムがユーザーを認証しようとする場合は、パスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

操作が成功すると、rlogin コマンドは、そのシステムへの前回のリモートログイン、リモートシステム上で動作中のオペレーティングシステムのバージョン、ホームディレクトリに未処理のメールがあるかどうかに関して、簡潔な情報を表示します。

例 - リモートシステムにログインする (rlogin)

次の例は、pluto へ直接リモートログインした出力結果を示しています。このユーザーはネットワークから認証されています。


$ rlogin starbug
Last login: Mon Jul 12 09:28:39 from venus
Sun Microsystems Inc.   SunOS 5.8       February 2000
starbug:

次の例は、pluto へ間接リモートログインした出力結果を示しています。この場合、ユーザーはリモートシステムから認証されています。


$ rlogin -l smith pluto
password: user-password
Last login: Mon Jul 12 11:51:58 from venus
Sun Microsystems Inc.   SunOS 5.8       February 2000
starbug: