rlogin コマンドを使用すると、図 10-3 のように、リモートシステムに直接または間接的にログインできます。
直接リモートログインは、デフォルトのユーザー名、つまり、その時点でローカルシステムにログインしているユーザーのユーザー名を使用して行われます。これは、最も一般的なリモートログイン形式です。
間接リモートログインは、リモートログイン処理中に別のユーザー名を入力することによって行います。これは、一時的に借りているワークステーションから行うタイプのリモートログインです。たとえば、同僚のオフィスにいるときに自分のホームディレクトリ内でファイルを調べたい場合は、同僚のシステムから自分のシステムにリモートログインできますが、自分のユーザー名を入力して間接リモートログインを実行することになります。
表 10-1 は、直接ログインや間接ログインと認証方式の依存関係を示しています。
表 10-1 ログイン方式と認証方式 (rlogin) の依存関係
ログイン方式 |
ユーザー名の提供 |
認証 |
パスワード |
---|---|---|---|
直接 |
システム |
ネットワーク |
なし |
|
|
システム |
必要 |
間接 |
ユーザー |
ネットワーク |
なし |
|
|
システム |
必要 |