Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

PAM のエラー報告を有効にする方法

  1. /etc/syslog.conf を編集して、次の PAM のエラー報告に関するエントリを追加します。

    • auth.alert - 即座に修正しなければならない状態についてのメッセージ

    • auth.crit - 致命的なメッセージ

    • auth.err - エラーメッセージ

    • auth.info - 情報通知用メッセージ

    • auth.debug - デバッグ用メッセージ

  2. syslog デーモンを再起動するか、SIGHUP シグナルをこのデーモンに送信して、PAM のエラー報告を有効にします。

例 - PAM のエラー報告を有効にする

次の例では、警戒メッセージはすべてコンソールに表示されます。致命的なメッセージは root に電子メールで送信されます。情報メッセージとデバッグ用メッセージは、/var/log/pamlog ファイルに追加されます。


auth.alert	/dev/console
auth.crit	'root'
auth.info;auth.debug	/var/log/pamlog

ログ内の各行は、タイムスタンプ、メッセージを生成したシステム名とメッセージ自身からなります。pamlog ファイルには、大量の情報が記録される可能性があります。