最初にダイヤルアップパスワードを設定するときには、少なくとも 1 つの端末にログインしている状態で、別の端末上でパスワードをテストしてください。余分のパスワードをインストールし、ログアウトして新しいパスワードをテストする間にミスすると、元どおりログインできなくなることがあります。まだ別の端末にログインしていれば、元に戻ってミスを訂正できます。
スーパーユーザーになります。
ダイヤルアップパスワード保護が必要なすべてのポートなど、端末装置のリストが入った /etc/dialups ファイルを作成します。
/dev/term/a |
/dev/term/b |
/dev/term/c |
ダイヤルアップパスワードを要求するログインプログラムと暗号化されたダイヤルアップパスワードが入った /etc/d_passwd ファイルを作成します。
uucico、sh、ksh、csh など、ユーザーがログイン時に実行できるシェルプログラムを含めます。/etc/d_passwd ファイルは次のようになります。
/usr/lib/uucp/uucico:encrypted_password: |
/usr/bin/csh:encrypted_password: |
/usr/bin/ksh:encrypted_password: |
/usr/bin/sh:encrypted_password: |
2 つのファイルの所有権を root に設定します。
# chown root /etc/dialups /etc/d_passwd |
2 つのファイルのグループの所有権を root に設定します。
# chgrp root /etc/dialups /etc/d_passwd |
2 つのファイルの root の読み取り権と書き込み権を設定します。
# chmod 600 /etc/dialups /etc/d_passwd |
暗号化パスワードを作成します。
user-name.temp ファイルから /etc/d_passwd ファイルに暗号化パスワードをコピーします。
ログインシェルごとに別のパスワードを作成するか、共通のパスワードを使用できます。