次に示す runacct により生成されるファイル (/var/adm/acct にあります) には特に注意する必要があります。
表 32-12 runacct が生成するファイル
ファイル |
説明 |
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nite/lineuse |
runacct は acctcon を呼び出して、/var/adm/acct/nite/tmpwtmp から端末回線の利用状況に関するデータを収集し、それらのデータを /var/adm/acct/nite/lineuse に書き込む。prdaily はこれらのデータを使用して回線利用状況を報告する。このレポートは特に不良回線の検出に有効となる。ログアウト回数とログイン回数との比率が 3:1 を超える場合は、回線に障害がある確率が大きい |
nite/daytacct |
tacct.h 形式の当日の合計課金ファイル |
sum/tacct |
このファイルは、毎日の nite/daytacct の累積であり、課金の目的に使用できる。このファイルは、毎月または毎会計期ごとに monacct プロシージャによって新たに累積が開始される |
sum/daycms |
runacct は acctcms を呼び出して、当日に使用されたコマンドに関するデータを処理する。これらの情報は /var/adm/acct/sum/daycms に格納される。このファイルの内容は毎日のコマンド要約。このファイルの ASCII バージョンは /var/adm/acct/nite/daycms |
sum/cms |
毎日のコマンド要約の累積。monacct が実行されることによって新たに累積が開始される。ASCII バージョンは nite/cms |
sum/loginlog |
runacct は lastlogin を呼び出して、/var/adm/acct/sum/loginlog のログインのうち最後にログインした日付を更新する。lastlogin は、さらにこのファイルから有効でなくなったログインを削除する |
sum/rprt.MMDD |
runacct が実行されるたびに、prdaily によって印刷された日次レポートのコピーが保存される |