Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

runacct を再起動する

runacct プログラムはいろいろな原因で失敗することがあります。一番多い原因は、システムがクラッシュする、/var がディスク容量を使い果たす、wtmpx ファイルが壊れたなどです。active.MMDD ファイルが存在する場合、まずエラーメッセージがないか調べます。active ファイルとロックファイルが存在する場合、異常なメッセージがないかどうか fd2log ファイルを調べます。

runacct は、引数を指定しないで実行すると、その日の最初の起動とみなします。runacct を起動し直し、もう一度 runacct にアカウンティングをやり直させる月日を指定する場合は、引数 MMDD が必要です。処理のエントリポイントは statefile の内容に基づきます。statefile を無効にするには、次のように処理を開始したい状態をコマンド行に指定します。


注意 - 注意 -

runacct プログラムを手動で実行するときは、ユーザー adm として実行していることを確認してください。