Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

crontab ファイルを作成または編集する方法

  1. (省略可能) root または他のユーザーが所有する crontab ファイルを作成または編集する場合は、スーパーユーザーになります。

  2. 次のように入力して、新しい crontab ファイルを作成するか、既存の crontab ファイルを編集します。


    $ crontab -e [username]

    username

    他のユーザーのアカウント名。作成または編集するにはスーパーユーザーの権限が必要 


    注意 - 注意 -

    誤ってオプションを指定しないで crontab コマンドを入力した場合は、使用しているエディタの割り込みキーを押してください。割り込みキーを押すと、変更結果を保存しないでエディタを終了できます。この時点でファイルの編集を終了して変更結果を保存すると、既存の crontab ファイルが空のファイルで上書きされてしまいます。


  3. crontab ファイルエントリの構文」で説明している構文に従って、コマンド行を crontab ファイルに追加します。

    crontab ファイルは /var/spool/cron/crontabs に格納されます。

  4. crontab -l コマンドを使用して、crontab ファイルを確認します。


    # crontab -l [username]

例 - crontab ファイルを作成または編集する

次の例は、他のユーザーのための crontab ファイルをどのように作成するかを示します。


# crontab -e jones

新しい crontab ファイルに次のコマンドエントリを追加すると、毎日曜日の午前 1 時に、ユーザー jones のホームディレクトリから、すべてのログファイルが自動的に削除されます。このコマンドエントリは出力先を変更しないので、出力先変更文字がコマンド行の *.log の後に追加されて、そのコマンドが正しく実行されるようにしています。


# This command helps clean up user accounts.
1 0 * * 0 rm /home/jones/*.log > /dev/null 2>&1