Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

PPP ソフトウェアのインストール

Solaris インストールプログラムを実行するときに配布ソフトウェア全体を選択すると、PPP ソフトウェアは自動的に組み込まれます。配布ソフトウェア全体を選択しなかった場合は、PPP を個別のパッケージとしてインストールできます。

インストールを確認する方法

次の手順に進む前に、PPP リンクに含めるすべてのマシンに、Solaris バージョンの PPP をインストールしてあることを確認する必要があります。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. リンクに含める各エンドポイントについて、次のように入力します。


    # pkginfo | grep ppp
    

    32 ビット PPP がインストールされている場合は、次のパッケージ名が表示されます。


    SUNWapppr      PPP/IP Asynchronous PPP daemon configuration files
    SUNWapppu      PPP/IP Asynchronous PPP daemon and PPP login service
    SUNWpppk       PPP/IP and IPdialup Device Drivers

    64 ビット PPP がインストールされている場合は、次のパッケージ名が表示されます。


    SUNWapppr      PPP/IP Asynchronous PPP daemon configuration files
    SUNWapppu      PPP/IP Asynchronous PPP daemon and PPP login service
    SUNWpppk       PPP/IP and IPdialup Device Drivers
    SUNWpppkx      PPP/IP and IPdialup Device Drivers (64-bit)

  3. PPP がインストールされていないエンドポイントシステムがある場合は、pkgadd プログラムまたは admintool ソフトウェアマネージャを使用してインストールしてください。


    注 -

    pkgadd を使用して PPP をインストールする場合は、上記の順序でパッケージをインストールする必要があります。


    pkgadd プログラムと admintool ソフトウェアマネージャについての詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』を参照してください。