リモートマシンからの UUCP (uucico) 着信要求が正しく取り扱われるように、各リモートマシンはローカルシステム上にログインを持っていなければなりません。
ユーザーのシステムへのアクセスをリモートマシンに許可するには、次の手順を行なって /etc/passwd ファイルにエントリを追加する必要があります。
/etc/passwd ファイルを編集し、システムにアクセスを許可するマシンを識別するためのエントリを追加します。
UUCP 接続でのシステムへのアクセスを許可するリモートマシンについて、一般的に、次のように、エントリを /etc/passwd ファイルに入力します。
Ugobi:*:5:5:gobi:/var/spool/uucppublic:/usr/lib/uucp/uucico |
リモートマシンのログイン名は慣例的に、そのマシン名の前に大文字の U を付けたものです。8 文字を超える名前は使用できないので、一部を短縮した名前や省略名を使用しなければならない場合もあります。
例に示したエントリは、Ugobi からのログイン要求に /usr/lib/uucp/uucico が応答することを示しています。ホームディレクトリは /var/spool/uucppublic です。パスワードは /etc/shadow ファイルから取得されます。パスワードとログイン名は、リモートマシンの UUCP 管理者と協議して決める必要があります。リモート側の管理者は、ログイン名と暗号化されていないパスワードを含む正しいエントリを、リモートマシンの Systems ファイルに追加する必要があります。
他のシステムの UUCP 管理者と、ローカルマシン名を調整します。
同様に、ローカルマシン名とパスワードについて、UUCP を介して通信する相手方のすべてのマシンの UUCP 管理者と協議する必要があります。