Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

DHCP サーバーと BOOTP リレーエージェントの設定解除

DHCP サーバーまたは BOOTP リレーエージェントを設定解除するときは、DHCP Manager は次の動作を行います。

DHCP サーバーの設定解除を選択した場合の画面を図 10-4 に示します。

図 10-4 「サービスの解除 (Unconfigure Service)」ダイアログボックス

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DHCP サーバーの設定解除を行う場合、DHCP データファイル (dhcptab と DHCP ネットワークテーブル) の取り扱いを決める必要があります。データが複数のサーバー間で共有される場合、dhcptab および DHCP ネットワークテーブルは削除しないようにします。ネットワーク全体に渡って DHCP を使用することができなくなります。データは NIS+ 経由で、またはエクスポートされたローカルファイルシステム上で共有することができます。/etc/default/dhcp ファイルには、使用するデータ保存方式とその場所が記録されています。

データを削除するためのいずれオプションも選択しなければ、データをそのままの形で残し、DHCP サーバーを設定解除できます。データをそのままの形で残し、設定を解除すると、DHCP サーバーが使用できなくなります。

データを削除したい場合は、dhcptab およびネットワークテーブルを削除するためのオプションを選択します。DHCP アドレスに対応するクライアント名をすでに生成している場合には、/etc/inet/hosts または NIS+ の hosts テーブルからそれらのエントリを削除するように選択できます。

BOOTP リレーエージェントを設定解除する前に、DHCP サーバーへ要求を転送するために、このエージェントを使用しているクライアントが存在しないことを確認してください。