DHCP とともに正常に NIS+ を使用している場合に、NIS+ にあとから変更を加えるとエラーが検出され、設定上の問題が発生する場合があります。表 12-1 を使用して、設定問題の原因を判定してください。
表 12-1 NIS+ の設定問題
起こりうる問題 |
問題の判定方法 |
問題への対応 |
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ルートオブジェクトが NIS+ ドメインに存在しない |
コマンド /usr/lib/nis/nisstat を入力する |
『Solaris ネーミングの設定と構成』を参照して NIS+ ドメインを設定する |
password と publickey の情報について NIS+ が使用されていない |
次のコマンドを入力して、ネームサービススイッチ構成ファイルを表示させる cat /etc/nsswitch.conf この「nisplus」キーワードに関する password と publickey の項目を確認する |
ネームサービススイッチの設定については、『Solaris ネーミングの設定と構成』を参照 |
ドメイン名が空である |
次のコマンドを入力する domainname このコマンドによって空の文字列が一覧表示された場合は、このドメインについてドメイン名が設定されていない |
データ保存方法に関するローカルファイルを使用するか、あるいは、ネットワーク用に NIS+ ドメインを設定する。『Solaris ネーミングの設定と構成』を参照 |
NIS_COLD_START ファイルが存在しない |
サーバーシステムで次のコマンドを入力して、ファイルの存在を判定する cat /var/nis/NIS_COLD_START |
データ保存方法に関するローカルファイルを使用するか、あるいは、NIS+ クライアントを作成します。『Solaris ネーミングの設定と構成』を参照 |