Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

UDP パケット

UDP は「コネクションレス」プロトコルです。TCP の場合と異なり、UDP は、受信側ホストにデータが到達したかどうかを確認しません。そのかわりに、UDP は、アプリケーション層から受け取ったメッセージを「UDP パケット」に形式化します。UDP は、各パケットにヘッダーを付加します。ヘッダーには、送信側ホストと受信側ホストのポート、パケットの長さを示すフィールド、検査合計が含まれています。

送信側 UDP プロセスは、受信側ホストの対等 UDP プロセスにパケットを送ろうとします。アプリケーション層は、受信側 UDP プロセスが、パケットを受信したことを示す肯定応答を戻すかどうかを判別します。UDP は受領の通知を必要としません。UDP は 3 相ハンドシェークを使用しません。