Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

ifconfig

IPsec をサポートするため、ifconfig(1M) に次のオプションが追加されました。

auth_algs

このオプションを設定すると、指定したアルゴリズムで、トンネルに IPsec AH を使用できます。フォーマットは次のとおりです。


auth_algs authentication_algorithm

アルゴリズムは番号かアルゴリズム名です。パラメータ any も使用できます。その場合、特定のアルゴリズム設定は指定されません。IPsec トンネル属性は、すべての同じコマンド行で指定してください。トンネルセキュリティを無効にするには、次のオプションを指定します。


auth_alg none

encr_auth_algs

このオプションでは、認証アルゴリズムを指定して トンネルの IPsec ESP を有効にします。フォーマットは次のとおりです。


encr_auth_algs authentication_algorithm

このアルゴリズムの場合、番号かアルゴリズム名を指定できます。パラメータ any も使用できます。この場合、特定のアルゴリズム設定は指定されません。ESP 暗号化アルゴリズムを指定し、認証アルゴリズムを指定しない場合、ESP 認証アルゴリズム値はデフォルトのパラメータ any になります。

encr_algs

このオプションでは、暗号化アルゴリズムを指定したトンネルで IPsec ESP を有効にできます。フォーマットは次のとおりです。


encr_auth_algs encryption_algorithm

このアルゴリズムの場合、番号かアルゴリズム名を指定できます。IPsec トンネル属性は、すべて同じコマンド行に指定します。トンネルセキュリティを無効にするには、次のオプションを指定します。


encr_alg none

ESP 認証アルゴリズムを指定し、認証アルゴリズムを指定しない場合、ESP 認証アルゴリズム値はデフォルトのパラメータ null になります。