PPP を起動したあとは、PPP インタフェース名だけを引数として指定した ifconfig を使用して、回線の現在の状態が監視できます。例 23-4 に示すのは、実行中の PPP リンクについての ifconfig のサンプル出力です。
特権 (root) ユーザーが ifconfig コマンドを発行した場合は、上記のようにマシンのアドレスが出力に表示されます。
nomadb# ifconfig ipdptp0 ipdptp0: flags=28d1<UP,POINTOPOINT,RUNNING,NOARP,MULTICAST,UNNUMBERED> mtu 1500 inet 129.144.111.26 --> 129.144.116.157 netmask ffff0000 ether 0:0:0:0:0:0 |
標準と動的のどちらのポイントツーポイントリンクの場合も、例 23-5 に示すような出力が得られます。
nubian# ifconfig ipd0 ipd0: flags=c1<UP,RUNNING,NOARP> mtu 1500 inet 129.144.201.191 netmask ffffff00 ether 0:0:0:0:0:0 |
ifconfig に UP と RUNNING が表示されない場合は、PPP が正しく構成されていないことを示します。ifconfig の詳細は、「ifconfig コマンド」と、ifconfig(1M) のマニュアルページを参照してください。