Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

IPv4 の動作

たとえば、図 6-1 に示すマシン timbuktu について考えてみましょう。このマシンには、2 つのネットワークインタフェースがあり、ルーターとして機能します。プライマリネットワークインタフェース le0 はネットワーク 192.9.200 に接続されています。 IP アドレスは 192.9.200.70、ホスト名は timbuktu です。Solaris インストールプログラムによって、プライマリネットワークインタフェースにファイル /etc/hostname.le0 が作成され、ホスト名 timbuktu がファイルに入力されます。

2 番めのネットワークインタフェースは le1 で、192.9.201 に接続されています。このインタフェースはマシン timbuktu に物理的にインストールされていますが、独自の IP アドレスが必要です。そのため、このインタフェースに対して /etc/hostname.le1 ファイルを手動で作成する必要があります。このファイルのエントリはルーター名 timbuktu-201 です。