Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

IPv6 関連コマンドの出力表示の制御方法

/etc/default ディレクトリで inet_type という名のファイルを作成し、DEFAULT_IP 変数の値を指定すれば、netstat コマンドと ifconfig コマンドの出力は制御できます。inet_type の詳細については、inet_type(4) のマニュアルページを参照してください。

  1. /etc/default/inet_type ファイルを作成します。

  2. 必要に応じて、次のどれかのエントリを作成します。

    1. IPv4 情報だけを表示するには、次のように入力します。


      DEFAULT_IP=IP_VERSION4
    2. IPv4 情報とIPv6 情報を表示するには、次のいずれかを入力します。


      DEFAULT_IP=BOTH

      DEFAULT_IP=IP_VERSION6

注 -

ifconfig-4 フラグと -6 フラグ、および netstat-f フラグの設定は、inet_type ファイルに設定された値 (存在する場合) を優先します。


例 - IPv4 情報と IPv6 情報を選択する出力の制御