Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

UUCP 管理プログラム

ほとんどの UUCP 管理プログラムは、/usr/lib/uucp にあります。基本データベースファイルの多くは、/etc/uucp に入っています。ただし、uulog だけは例外で、これは /usr/bin にあります。uucp ログイン ID のホームディレクトリは /usr/lib/uucp です。su または login を使用して管理プログラムを実行するときには、uucp ユーザー ID を使用してください。このユーザー ID は、プログラムとスプールデータファイルを所有しています。

uulog

指定したコンピュータのログファイルの内容を表示する。ログファイルは、このマシンが通信する各リモートコンピュータごとに作成される。ログファイルには、uucpuutouux の使用が記録される (詳細は、uucp(1C) のマニュアルページを参照)

uucleanup

スプールディレクトリをクリーンアップする。これは通常、cron によって起動される uudemon.cleanup シェルスクリプトから実行される (詳細は、uucleanup(1M) のマニュアルページを参照)

Uutry

呼び出し処理機能をテストし、簡単なデバッグを行うことができる。uucico デーモンを呼び出して、このマシンと指定されたリモートコンピュータとの間の通信リンクを確立する (詳細は、Uutry(1M) のマニュアルページを参照)

uucheck

UUCP のディレクトリ、プログラム、およびサポートファイルの有無を検査する。また、/etc/uucp/Permissions ファイルの所定の部分に、明らかな構文エラーがないかどうかも検査する (詳細は、uucheck(1M) のマニュアルページを参照)