cmdtool(1) または shelltool(1) ウィンドウの引数は、コマンドを対象としたもののはずですが、システムは該当するコマンドを発見できません。
このコマンドを cmdtool(1) または shelltool(1) の内部で実行するには、コマンドのスペルが正しいこと、およびコマンドが検索パス内にあることを確認します。必要に応じてフルパス名を使用してください。この引数をオプション設定として使用する場合は、オプションの先頭にマイナス記号 (-) を付けます。
cmdtool(1) と shelltool(1) はいずれも OpenWindowsTM 端末エミュレータです。
Solstice BackupTM ユーティリティで処理に失敗し、Networker 4.2.2 にエラー「access violation unknown host IP address」が表示されます。通常このエラーは、ホストの NIS マップまたは NIS テーブル (あるいは NIS+ マップまたは NIS+ テーブル) のホスト名が破壊されている場合に発生します。
Networker クライアント構成に誤ったホスト名がないか調べます。どうしても処理が失敗する場合は、エントリを /etc/hosts に追加します。
このシステムはリンクされる静的共用ライブラリを必要とする a.out を exec(2) により実行しようとすると、静的共用ライブラリをロードできません。静的共用ライブラリは破壊されている可能性があります。
このエラーの記号名は、ELIBBAD、errno=84 です。
すでに使用中のアドレスをユーザーが使用しようとすると、プロトコルから拒否されます。
このエラーの記号名は、EADDRINUSE、errno=125 です。
要求されたプロトコルと矛盾するアドレスが使用されています。
このエラーの記号名は、EAFNOSUPPORT、errno=124 です。
呼び出したリモートプロシージャがタイムアウトになり、AdminTool が表示メソッドを開始できませんでした。そのため、要求を送信できませんでした。このエラーは、admintool(1M) で NIS または NIS+ テーブルにアクセスしたときにネットワークが使用不可の場合に発生します。
ifconfig -a を使用してシステムのネットワーク状態を調べ、システムがネットワークに接続された状態になっているか確認します。Ethernet ケーブルが接続されていること、NIS または NIS+ が実行できるようにシステムが構成されていることを確認します。
これは RFS に特有のエラーです。このエラーは、公開済みのリソースを公開しようとした場合、公開しているリソースを残したまま RFS を停止しようとした場合、あるいは公開中のリソースをマウント解除しようとした場合に発生します。
このエラーの記号名は、EADV、errno=68 です。
AnswerBook ナビゲータウィンドウは表示されていますが、ドキュメントビューワウィンドウが表示されていません。このメッセージはコンソールに表示され、ナビゲータウィンドウには「Could not start new viewer」というメッセージが表示されます。この状況は、未知のクライアントがあるか、またはネットワークネームサービスに問題があることを示しています。
ypmatch(1) コマンドまたは nismatch(1) コマンドを実行して、クライアントのホスト名がホストのマップに存在するかどうかを判断します。存在しない場合は、NIS マスタサーバー上の NIS ホストマップに追加します。次に、クライアント上の /etc/hosts ファイルにそのホスト名の IP アドレスとエントリがあり、後に loghost が続いていることを確認します
/etc/hosts ファイルを変更した場合は、リブートしてください。
ypmatch(1) または nismatch(1) のクライアントホストコマンドが、/etc/hosts ファイルにあるのと同じ IP ホストアドレスを返すかどうかを調べます。最後に、既存のすべての AnswerBook を終了し再起動します。
NIS ホストマップの詳細については、『NIS+ と FNS の管理』のデフォルトの検索条件に関する節を参照してください。AnswerBook のオンラインマニュアルを使用している場合は、「NIS hosts map」と入力して検索文字列として使用します。
このエラーは、apdb コマンドで AP データベースを追加や削除するときに発生します。
apdb コマンド障害の原因は、次のように /var/adm/messages メッセージで知ることができます。
Jan 15 14:00:51 Starfire2 apd[683]: /etc/system: could not find: * End AP database info (do not edit) Jan 15 14:00:52 Starfire2 apd[683]: failed to patch the system file! |
* Begin AP database info (do not edit) set ap:apdb_dblist="sd:5 sd:8" * End AP database info (do not edit) |
環境のエクスポートされたシェル変数と引数を組み合わせる際、システムは、コマンドまたはプログラムに与えられた引数を処理できません。引数リストの制限は、引数リストのサイズと、環境のエクスポートされたシェル変数のサイズとを合計したものです。
最も簡単な解決方法は、余分な環境変数の設定を解除して、親プロセス環境のサイズを減らすことです (環境変数の一覧表示方法と変更方法については、使用中のシェルのマニュアルページを参照してください)。次に、プログラムを再度実行します。
ARG_MAX のバイト数よりも長い引数リストが、システムコールの exec(2) ファミリのメンバーに与えられています。
このエラーの記号名は、E2BIG、errno=7 です。
このメッセージは、プログラミングエラーまたはデータ入力エラーです。
プログラムの作成者に解決方法を問い合わせるか、または別の形式でデータを提供してもらうよう要請します。
これは、値が定義されていない場所で数学プログラミング関数の評価をしようとしたことを示します。数学パッケージのプログラミング関数の引数が、関数の領域から外れています。これは、負の数の平方根、累乗、対数を計算した場合、整数以外の累乗を計算した場合、または範囲外の引数を双曲線プログラミング関数に渡した場合に発生することがあります。
プログラムの計算エラーを特定するには、matherr(3M) 機能を使用します。
このエラーの記号名は、EDOM、errno=33 です。
この C シェルのエラーメッセージは、コマンドに続く引数が長すぎることを示します。たとえば、巨大なディレクトリで rm * を行うと、このようになる場合があります。C シェルでは 1706 個を超える引数は処理できません。
一時的に sh(1) によって Bourne シェルを起動し、コマンドを再度実行します。Bourne シェルによってコマンド行引数が動的に割り当てられます。次に、exit と入力して元のシェルに戻ります。
プログラムで、予期しない状態が発生しました。
プログラムのベンダまたは作成者に失敗の理由を問い合わせます。プログラムのソースコードがある場合は、assert に失敗したファイルと行番号を調べることができます。これにより、プログラムの実行方法を変えるためのアイデアが浮かぶかもしれません。
このメッセージは、プログラマがソースファイルの指定行に挿入した assert(3C) という診断マクロから発生します。正しくない式は、ファイル名と行番号の前に記載されている string です。
システムが exec(2) により実行しようとした a.out に必要な静的共用ライブラリの数が、現在のシステム構成での制限を越えています。
このエラーの記号名は、ELIBMAX、errno=86 です。
最初のコロンの後に指定されたファイルはディレクトリではないため、無効なマウントポイントです。
マウントポイントがディレクトリであり、通常のファイルやシンボリックリンクではないことを確認します。
このオートマウンタメッセージは、システムが、停止しているかまたは極端に応答が遅い NFSTM サーバーからファイルシステムをマウントしようとしたことを示します。また、このメッセージは、NFS サーバーへのネットワークリンクが壊れていることを示す場合もあります。ただし、その場合は別のエラーメッセージも表示されます。
応答しない NFS サーバーのシステム管理者の場合は、そのマシンを調べて、修理またはリブートが必要かどうかを判断します。このような問題が発生したらすぐに一度だけ報告するように、ユーザーグループに依頼します。NFS サーバーが稼働状態に戻ったら、要求されたファイルシステムにオートマウンタがアクセスできるようになります。
NFS の問題について詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』の問題の解決に関する節を参照してください。AnswerBook のオンラインマニュアルを使用している場合は、「NFS Service」と入力して検索文字列として使用します。