リモートファイルシェアリング (RFS) 特有のエラーです。このエラーは、マシンがネットワーク接続を正しく開始しないうちに、ユーザーが遠隔資源の通知、通知解除、マウント、アンマウントなどを行おうとすると発生します。
このエラーの記号名は、ENONET、errno=64 です。
このメッセージは、別のメールリーダーが受信箱を修正したあとに mailtool(1) に対してメッセージにアクセスするように指示すると、ポップアップダイアログボックスに表示されます。このメッセージのあとに、「Please Quit this Mail Tool (メールツールを終了してください)」 というメッセージが表示されます。
「継続」をクリックしてダイアログボックスを閉じてから、mailtool(1) を終了します。そのまま続けてメールを読もうとすると、別のメールリーダーによって削除されたメールは二度と表示されず、mailtool(1) は新規メッセージを表示できません。
このメッセージは、mail(1) または mailx(1) が通知されたものとは異なる長さの内容を持つメッセージを検出した場合に出力します。どのメッセージが一部切り捨てられて短くなったか、またどのメッセージに別のメッセージが結合された可能性があるかについて、mail(1) プログラムから通知されます。
内容の長さの不一致が発生する大きな原因は 2 つあります。1 つは、mail(1) と mailtool(1) など異なるメールリーダーを同時に使用したこと、もう 1 つは、メッセージの変更後に「content-length」フィールドを更新しないメール読み取りプログラム (またはエディタ) を使用したことです。
通常は、mailx(1) プログラムによって、このエラー状態を解消し、メールメッセージの境界を正しく区切り直すことができます。切り捨てられたり、別のメッセージと結合されたりした可能性のあるメッセージ、およびその後のすべてのメッセージを慎重に調べます。復旧の見込みがないほど破損しているメールファイルがある場合は、それをテキストエディタで開いて Content-Length 行をすべて削除し、空白行に続いて From (コロンなし) 行がメッセージごとに存在するようにします。
現在 mail(1) または mailx(1) を実行している場合は、メールファイルの破損を避けるために、変更を保存しないで mailtool(1) を終了します。
ユーザーが書き込み権を持っていないディレクトリから mailtool(1) を使用してメッセージを送信しようとしました。また、現在、ユーザーのホームディレクトリは使用できません。
別のディレクトリに移動してからもう一度 mailtool(1) を起動するか、または可能ならば chmod(1) を使用してそのディレクトリのアクセス権を変更します。
DISPLAY 環境変数をローカルマシンに設定し、リモートマシン上で mailtool(1) を実行すると、このメッセージがダイアログボックスウィンドウ内に表示される場合があります。このメッセージは、アタッチメントを使用するには分類機構がインストールされている必要があることも示しています。この問題は、rlogin(1) によるユーザー環境の伝達が失敗したために発生します。
mailtool(1) を終了し、OPENWINHOME 環境変数を /usr/openwin に設定します。次に、mailtool(1) を再度実行します。エラーメッセージは表示されなくなり、アタッチメントが使用できるようになります。
分類機構は ToolTalkTM の新しい名前です。旧バージョンの mailtool(1) では、分類機構ではなく、「Tool Talk: TT_ERR_NOMP」と表示されていました。
Windows GUI (fwpolicy) を Firewall-1 3.0 で起動し、ログインプロセスを開始すると、このエラーメッセージウィンドウがポップアップしてこのエラーが表示されます。
Firewall-1 GUI パッケージ SUNWfwgui と SUNWfweui のインストール順序が間違っています。まず、pkgrm(1M) でパッケージを削除します。次に SUNWfwgui をインストールし、その後 SUNWfweui をインストールするとエラーメッセージは表示されなくなります。
次のコマンドでスワップファイルを作成し、
# mkfile -nv 50m /ab/swap_50mb |
# swap -a /ab/swap_50mb |
/ab/swap_50mb may contain holes - can't swap on it. /ab/swap_50mb: Error 0 |
Solaris 2.0 リリースで起動すると、-n は NFS システムでファイルを使用するときのみに機能します。ローカルスワップファイルは -n オプションでは作成できません。
このエラーメッセージが表示されたら、mbuf を割り当てる必要があります。
このメッセージは、SPARCstationTM 2 に接続された SPARCprinterTM で大きなファイルを印刷している場合に表示されることがあります。
SPARCstation 2 の CPU を、最新のダッシュレベルのものに交換します。
スワップ空間を使い果たすまで、アプリケーションがメモリーを使用しました。
Sun 社製以外のソフトウェアを使用すると、アプリケーションのメモリーリークの特定の助けになります。メモリーリークの疑いがある場合は、sar(1) を使用して、カーネルのメモリー割り当て (KMA) をチェックできます。KMA リソースを使用していて、終了する前にリソースを返却しないドライバまたはモジュールは、メモリーリークを起こす可能性があります。
メモリーリークの詳細については、『Solaris のシステム管理 (第 2 巻)』のシステム動作の監視に関する節を参照してください。AnswerBook のオンラインマニュアルを使用している場合は、「displaying disk usage」と入力して、検索文字列として使用します。また、『NIS+ と FNS の管理』のシステムリソースに関する節も参照してください。
トランスポートプロバイダ上で送信されたメッセージが、内部メッセージバッファまたはその他のネットワーク制限の容量を超えています。
このエラーの記号名は、EMSGSIZE、errno=97 です。
ファイルシステムをマウントしようとしているときに、mount(1M) コマンドが「Device busy」(EBUSY) エラーコードを受け取りました。これには次のような複数の原因が考えられます。この /dev/dsk ファイルシステムがすでに別のディレクトリにマウントされているか、ビジーと表示されたパス名がアクティブプロセスの作業用ディレクトリになっています。あるいは、システムがマウントポイントの上限数を超えています (ただし、この可能性はあまり高くありません)。
/etc/mount を実行して、ファイルシステムがマウント済みかどうかを調べます。マウント済みでない場合は、ビジーディレクトリでシェルがアクティブかどうか (ユーザーが cd(1) を使用してそのディレクトリにスイッチしたかどうか)、または ps(1) リスト内のプロセスがそのディレクトリでアクティブでないかどうかを調べます。このエラーメッセージの原因がはっきりしない場合は、別のディレクトリをマウントポイントとして使用してみてください。
既存のサーバーが NFS マウント要求に応答しなかったため、何度も再試行を繰り返した後 (デフォルトでは 1000 回)、mount(1M) コマンドが中止されました。サーバーが存在しない場合とマウントポイントが不正な場合は、それぞれ異なるメッセージが表示されます。
このメッセージの前に「RPC: Program not registered」メッセージが表示された場合は、要求されたマウントサーバーがファイルシステムを共用 (エクスポート) していないため、実行中の NFS デーモンはありません。マウントサーバー上のスーパーユーザーにファイルシステムで share(1M) コマンドで実行してもらってから、/etc/init.d/nfs.server start を実行して NFS サービスを開始します。
要求したマウントサーバーが停止しているかまたは応答が遅い場合は、マシンの修理またはリブートが必要かどうかを調べます。
指定されたディレクトリに他のユーザーがファイルシステムをマウントしようとしましたが、該当するディレクトリがありません。
このディレクトリ名を使用したい場合は、mkdir(1) を実行してこのディレクトリをマウントポイントとして作成します。
ファイルシステムが損傷している可能性があることをスーパーブロックが示しているため、システムは指定したファイルシステムをマウントできません。これは、読み取り専用マウントの障害とはなりません。
このファイルシステムに書き込む必要がない場合は、-o ro オプションを使用して mount(1M) を実行します。書き込む必要がある場合は、このメッセージに続く行のいずれかに示された指示に従った上で、fsck(1M) を実行し、ファイルシステムの状態を訂正して、スーパーブロックを更新します。
fsck(1M) の使い方については、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』のファイルシステムの完全性チェックに関する節を参照してください。
このエラーは、ユーザーが直接アクセスできないリモート資源にアクセスしようとした場合に発生します。
このエラーの記号名は、EMULTIHOP、errno=74 です。