主要メッセージの手引き

NOTICE: vxvm: unexpected status on close

原因

システムを起動 (またはシャットダウン) するたびに、このメッセージがコンソールに表示されます。次のメッセージがコンソールに表示され、さらに、/var/adm/messages ファイルに出力にされる場合もあります。


	WARNING:
/iommu@0,10000000/sbus@0,10001000/SUNW,soc@2,0/SUNW,pln@a0000000,74127a/ssd@4,2
(ssd22):
	Error for Command: <undecoded cmd 0x35>       Error Level: Fatal
	Requested Block: 0      Error Block: 0
	Vendor: CONNER                  Serial Number: 93081LPT
	Sense Key: Aborted Command
	ASC: 0xb3 (<vendor unique code 0xb3>), ASCQ: 0x0, FRU: 0x0
	WARNING:
/iommu@0,10000000/sbus@0,10001000/SUNW,soc@2,0/SUNW,pln@a0000000,74127a/ssd@4,2
(ssd22): ssd_synchronize_cache failed (5)

対処方法

NVRAM を使用している高可用性 (HA) のシステムでは、このエラーは、ダウンした後に再起動したアクティブな論理ホストの NVRAM キャッシュにある未処理のデータが原因で発生します。エラーの可能性があるため、NVRAM は HA システムでは使用しないでください。この場合、HA システムから NVRAM を削除することによって、問題を解決できます。

HA 以外のシステムでも、NVRAM キャッシュにある無効なデータが原因でこのエラーが発生することがあります (以下のコマンド例では、配列のコントローラが c1 であると仮定しています)。HA 以外のシステムでは次の修正を行います。

  1. この配列上の高速書き込みをすべてオフにして、保留状態の残りの書き込みを同期させます。


    # ssaadm fast_write -d c1
    # ssaadm sync_cache c1

  2. 配列への高速書き込みを同期させると、保留中の書き込みがすべてディスクに物理的に書き込まれます。キャッシュに残ったものはすべて無効であるため、パージしても安全です。次のコマンドを実行します。


    # ssaadm purge c1 

  3. ディスクの高速書き込みをオンにします。このコマンドは、高速書き込みを有効にするディスクやどのタイプの高速書き込みを行うかによって異なる場合があります。


    # ssaadm fast_write -s -e c1