主要メッセージの手引き

tar: テープ書き込みエラーです。

原因

tar(1) の出力ファイルで物理的な書き込みエラーが発生しました。出力ファイルは、通常はテープですが、フロッピーディスクまたはディスクファイルの場合もあります。システムコンソールで、デバイスドライバが実際のエラー状態を表示しているか見てください。テープが書き込み禁止になっているか、物理的な入出力エラーが発生したか、テープの終わりに達したか、またはファイルの大きさ制限を超えたかのいずれかが原因の可能性があります。

対処方法

テープが書き込み禁止になっている場合は、書き込みスイッチを有効にします。物理的な入出力エラーの場合は、新しいテープに交換します。テープの終わりに達した場合は、そのデバイスがサポートしている場合は高密度テープを使用するか、マルチボリュームをサポートしている cpio(1) または pax(1) を使用します。ファイルの大きさ制限を超えた場合は、親シェルの limit(1) または ulimit(1) 機能を使用して、ファイルの最大サイズを大きくします。

関連項目

tar テープの詳細については、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の UFS ファイルのコピーに関する節を参照してください。