Solaris ネーミングの管理

デフォルト検索基準

nsswitch.conf ファイルの状態メッセージと動作オプションの組み合わせによって、関数の各ステップでの動作が決まります。この状態と動作の組み合わせのことを、「検索基準」と呼びます。

スイッチのデフォルト検索規準は、どのソースについても同じです。これらを上記の状態メッセージに基づいて説明すれば次のようになります。

これらはデフォルトの検索基準であるため、自動的に表示されます。つまり、スイッチファイルで、はっきりと指定する必要はありません。ほかの検索基準を明示してデフォルトの検索基準を変更するには、上記の STATUS=action という構文を使用します。たとえば、NOTFOUND 状態に対し、デフォルトの動作では次のソースに移って検索を続行します。networks など、特定の情報を設定して検索すると、検索は NOTFOUND で中止します。スイッチファイルの networks の行を、以下のように編集してください。


networks: nis [NOTFOUND=return] files

networks: nis [NOTFOUND=return] files は、NOTFOUND に関してデフォルトでない検索基準を設定するものです (デフォルト以外の設定をするときは [ ] を使用します)。

この例では、検索関数は以下のような働きをします。