Solaris ネーミングの管理

NIS+

NIS+ は、Solaris 8 リリース環境で推奨されるエンタープライズ規模の情報サービスです。FNS の組識単位は、NIS+ のドメインとサブドメインに対応します。各ドメインとサブドメインごとに 1 つの orgunit コンテキストがあります。

NIS+ のもとで、FNS のコンテキストと属性データは、NIS+ テーブルに格納されます。これらのテーブルは、ctx_dir という名前の NIS+ ディレクトリオブジェクトに格納されます。各 NIS+ ドメインとサブドメインごとに 1 つの ctx_dir ディレクトリオブジェクトがあり、ドメインの groups_dir および org_dir の各ディレクトリオブジェクトと同じレベルにあります。したがって、ディレクトリオブジェクト ctx_dir.sales.doc.com. には、sales.doc.com. ドメインの FNS コンテキストと属性データを格納する FNS テーブルが含まれます。

NIS+ のもとでは、FNS と NIS+ のコマンドを使用して、FNS テーブル内の情報を処理します。これらのテーブルを直接編集したり、UNIX コマンドを使用して処理したりしないでください。