SunSHIELD 基本セキュリティモジュール

デバイスの使用に伴うリスク

各種 I/O デバイスの使用に伴うセキュリティ上のリスクの一例として、一般にカートリッジデバイスがどのように使用されるかを考えてみてください。通常は複数のユーザが 1 つのテープドライブを共有しますが、それは各ユーザのマシンが配置されている場所から離れたオフィスや研究所に配置されていることがあります。これは、ユーザがテープをテープドライブにロードしてから、マシンに戻ってテープとの間でデータを読み書きするコマンドを起動するまでに、ある程度の時間が経過することを意味します。また、ユーザが戻ってテープをドライブから取り出すまでにも時間が経過します。テープデバイスにはユーザ全員がアクセスできるのが普通なので、テープのそばにユーザがいない間に、権限を持たないユーザがテープ上のデータにアクセスしたり、上書きしたりする可能性があります。

デバイス割り当て機構によって、特定のデバイスを一度に 1 人のユーザに割り当てることができます。これにより、デバイスが特定のユーザの名前に割り当てられている間は、そのユーザしかアクセスできなくなります。

デバイス割り当て機構によって、テープデバイスに関して次のことが保証され、それに関連するセキュリティサービスが他の割り当て可能デバイスに提供されます。