この節では、root でなければ使用できない allocate、deallocate、list_devices のオプションを使用して管理者が実行できる処理について説明します。各コマンドについての詳細は、それぞれのマニュアルページを参照してください。
指定するデバイスを再度割り当てます。通常は、このオプションを -U オプションと併用して、指定するデバイスを指定するユーザに再度割り当てます。-U オプションを指定しなければ、デバイスは root に割り当てられます。 オプションを指定しなければ、デバイスは root に割り当てられます。
デバイスは、現在のユーザではなく指定するユーザに割り当てられます。このオプションを使用すると、root になっている間は、指定するユーザの識別情報がなくても、そのデバイスを割り当てることができます。
ユーザに割り当てられたデバイスは、プロセスが終了するとき、またはそのユーザがログアウトするときに、自動的に割り当て解除されます。ユーザがテープドライブの割り当てを解除し忘れたときには、root になっている間に -F オプションを使用して割り当てを解除させることができます。
割り当て可能なすべてのデバイスの割り当てを強制的に解除させます。このオプションは、システムの初期化時にのみ使用してください。
list_devices を実行して、device_maps ファイル内にリストされたデバイスに関連付けられたすべてのデバイス特殊ファイルのリストを取得します。
指定したユーザ名に関連付けられたユーザ ID に割り当て可能か割り当て済みのデバイスがリストされます。このため、root になっている間に、どのデバイスを別のユーザに割り当て可能か、または割り当て済みかをチェックできます。