SunSHIELD 基本セキュリティモジュール

その他の有用な auditreduce オプション

auditreduce には他にも多数のオプションがあり、マニュアルページに掲載されています。大文字のオプションを使用すると files に対する処理またはパラメータが選択され、小文字のオプションを使用すると records に対するパラメータが選択されるので注意してください。この項では、2 つの便利なオプションの使用方法について説明します。

date-time オプション -b-a を使用すると、特定の日時よりも前または後のレコードを指定できます。1 日は yyyymmdd00:00:00 から始まって yyyymmdd23:59:59 に終わります。日付に関するパラメータは年、月、日、時、分、秒の 6 つです。

-a を指定しなければ、auditreduce はデフォルトの 1970 年 1 月 1 日 00:00:00 となります。 -b を指定しなければ、 auditreduce はデフォルトの現在の日時 (GMT) となります。「ログイン/ログアウトメッセージを 1 つのファイルにコピーする方法」を参照してください。

次のように日付を指定して auditreduce -a コマンドを実行すると、1991 年 7 月 15 日の午後 12 時以降に作成されたすべての監査レコードが praudit に出力されます。


# auditreduce -a 91071500:00:00 | praudit 

上記と同じ日付を指定して auditreduce -b コマンドを実行すると、1991 年 7 月 15 日の午後 12 時以前に作成されたすべての監査レコードが praudit に出力されます。


# auditreduce -b 91071500:00:00 | praudit 

auditreduce のメッセージタイプ選択 (-m オプション) では、数値メッセージ識別子または AUE_xxxxx コードを指定できます。間違った書式を指定すると auditreduce に拒否されますが、正しい書式は表示されません。