Solaris 移行ガイド

デバイスの命名

SunOS 5.7 のデバイス名は、そのデバイスの特徴を容易に推定できるようになっています。SunOS 4 では、デバイスの属性よりもタイプを表す名前を採用していたため、プログラムやスクリプトがデバイスに関する情報を得ることが困難でした。SunOS 5.7 では、ディスクに 8 つのパーティションしか設けられないので、AT&T SVR4 とはわずかに異なるデバイスの命名規則を採用しています。

さらに、特殊なデバイスファイルは現在は階層構造の/devices ディレクトリに格納されており、これには管理者とユーザがデバイスにアクセスするために使用する階層構造の /dev ディレクトリへのシンボリックリンクが付いています。/dev ディレクトリには、ディスクデバイスにアクセスするための /dev/dsk/*、raw ディスクデバイスにアクセスするための /dev/dsk/*, などのサブディレクトリが含まれています。詳しくは、「デバイス命名規則」を参照してください。デバイスの命名規則については、「開発者に関係するデバイスの命名規則」を参照してください。