Solaris 移行ガイド

CD-ROM ドライブを install4x 用に設定する

次の節で説明する 3 つの手順の内の 1 つを使用して、Solaris 7 環境のサーバ上で install4x プログラムを実行します。

SunOS 4 の CD を CD-ROM ドライブに挿入してから次に進んでください。

ローカル CD-ROM ドライブの使用

ローカルに CD-ROM ドライブを備えたシステムで install4x を実行している場合は、ドライブに CD を挿入すると、ボリュームマネージャが /cdrom/volume1/s0 上に CD ディレクトリを自動的にマウントします。

リモート CD-ROM ドライブ (Solaris 7) の使用

install4x が Solaris 7 オペレーティング環境を動作させているリモートシステムで CD-ROM ドライブを使用する場合は、ボリュームマネージャが /cdrom/volume1/s0 上に CD ディレクトリを自動的にマウントします。その後、CD をドライブにインストールした後で次のコマンドを実行してください。

# share -F nfs -o ro /cdrom/volume1/s0 

ブート時に、他の NFS システムを共用していない場合は、mountd(1M) デーモンと nfsd(1M) デーモンを起動する必要があります。

ローカルシステムで次のコマンドを実行してください。

# mkdir /cdrom

# mount -F nfs -o ro cd-host:/cdrom/volume1/s0 /cdrom 

リモート CD-ROM ドライブ (SunOS 4) の使用

install4x が SunOS 4 を動作させているリモートシステムで CD-ROM ドライブを使用する場合は、リモートシステムでスーパーユーザとして次のように実行してください。

# mkdir /cdrom

# mount -t hsfs -r /dev/sr0 /cdrom 

このコマンドを実行したら、/etc/exports を編集して次の行を挿入します。

/cdrom -ro

次に、リモートシステムで次のコマンドを実行します。

# exportfs /cdrom 

ローカルシステムで次のコマンドを入力します。

# mkdir /cdrom

# mount -F nfs -o ro cd-host:/cdrom /cdrom