国際化対応言語環境の利用ガイド

CSI のアプローチ

CSI により、アプリケーションおよびプラットフォームソフトウェア開発者は、UTF-8 などのエンコーディングからコードを独立させたり、ソースコードを変更せずに新しいエンコーディングを採用することができます。このアーキテクチャのアプローチは、Java の国際化とも異なります。Java ではアプリケーションは Unicode 依存でなければならず、アプリケーションでのコード変換を必要とします。

既存の多くの国際化アプリケーション (たとえば Motif など) は、基礎となるシステムから自動的に CSI のサポートを継承します。これらのアプリケーションは、変更しなくても新しいロケールで動作します。しかし、XView または OLIT ベースの OPEN LOOK アプリケーションは、XView が EUC コードセットに依存するため非 EUC のロケールでは動作しません。

CSI は本来どのコードセットにも依存しませんが、Solaris 8 ではファイルコードのエンコーディング (コードセット) について次のような前提条件があります。