Solaris 8 の libc (/usr/lib/libc.so) のほとんどすべての関数は CSI 使用可能です。しかし、libc の以下の関数は EUC 依存の関数であるため、CSI 使用可能ではありません。
csetcol() csetlen() euccol()
euclen() eucscol() getwidth()
また、以下のマクロは EUC に依存するので CSI 使用可能ではありません。
csetno() wcsetno()
Solaris 8 製品の libgen (/usr/ccs/lib/libgen.a) は国際化されていますが、CSI 使用可能ではありません。
Solaris 8 製品の libcurses (/usr/ccs/lib/libcurses.a) は国際化されていますが、CSI 使用可能ではありません。
次のような 5 つのユーティリティがあります。
ユーティリティ (32 ビットアプリケーション) :
/usr/bin/geniconvtbl
特別 iconv 共用オブジェクト :
/usr/lib/iconv/geniconvtbl.so
/usr/lib/iconv/sparcv9/geniconvtbl.so
サンプルの geniconvtbl(1) 入力ソースファイルと、システムが用意したバイナリテーブルファイル :
/usr/lib/iconv/geniconvtbl/srcs/
ISO8859-1_to_ISO646.txt
ISO646_to_ISO8859-1.txt
ISO8859-1_to_UTF-8.txt
UTF-8_to_ISO8859-1.txt
ShiftJIS_to_eucJP.txt
eucJP_to_ShiftJIS.txt
/usr/lib/iconv/geniconvtbl/binarytables/
ISO8859-1%ISO646.bt
ISO646%ISO8859-1.bt
libc.so.1s にある変更された iconv_open(3) :
/usr/lib/libc.so.1
/usr/lib/sparcv9/libc.so.1 (sparcv9 の例)
マニュアルページ :
/usr/share/man/sman1/geniconvtbl.1
/usr/share/man/sman4/geniconvtbl.4
geniconvtbl(1) に関する節では、その使用方法と、iconv の関数とユーティリティで使用できるように生成されたバイナリテーブルファイルを配置する方法が説明されています。
geniconvtbl(4) のマニュアルページを参照してください。