国際化対応言語環境の利用ガイド

DtMail

サポートするスクリプトが増えたために、en_US.UTF-8 ロケールで実行される Solaris 8 DtMail は以下に示す各種の MIME 文字セットをサポートします。

これによって、世界中のどの地域のどの MIME 文字セットで符号化された電子メールでも、ほとんどの場合は 1 つの DtMail のインスタンスだけで表示できます。到着した電子メールは、指定されている MIME 文字セットと Content-Transfer-Encoding を DtMail が判断して複合化します。

しかし送信の場合は、en_US.UTF-8 ロケールでデフォルトに指定されている MIME 文字セットを使用するのでなければ、受信者のメールユーザーエージェント (メールクライアント) が理解できる MIME 文字セットを指定する必要があります。送信する電子メールの文字セットを切り替えるには、「New Message」ウィンドウで <CONTROL> + <y> を押すか、「Format」メニューボタンをクリックしてから、「Change Char Set」ボタンをクリックします。使用可能な次の文字セットが、「Send」ボタンの上の左下隅に表示されます。

電子メールのヘッダーか本体に、その MIME 文字セットで表せない文字が含まれていると、システムはすべての文字を表せる UTF-8 に自動的に切り替わります。

メッセージに 7 ビット US-ASCII 文字しか使用されていない電子メールは、デフォルトの MIME 文字セットは US-ASCII です。このような電子メールは、すべてのメールユーザーエージェントで文字や情報の欠落なしに解釈できます。

複数のスクリプトの文字が含まれている電子メールの、デフォルトの MIME 文字セットは UTF-8 です。この場合、UTF-8 の 8 ビット文字はすべて Quoted-Printable エンコーディングによって符号化されます。MIME、登録されている MIME 文字セット、および Quoted-Printable エンコーディングについての詳細は、RFC 2045、2046、2047、2048、2049、2279、2152、2237、1922、1557、1555、1489 を参照してください。

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