X Window System は、X Display PostScript (X/DPS) システムにより拡張されています。このシステムは、クライアント側でアプリケーションから呼び出し可能なライブラリを使用し、X サーバー側では対応する拡張機能を使用します。
Adobe PostScript を使用する国際化および各国語対応については、Adobe のいくつかの書籍に記述されています。
『PostScript リファレンス・マニュアル 第 2 版』Adobe Systems Inc.、Addison Wesley 1990 年。
『PostScript Language Reference Manual Supplement』Adobe Systems Inc.、1994 年 12 月。
『Programming the Display PostScript System with X』Adobe Systems Inc.、Addison Wesley 1993 年。
これらの一連の資料は、PostScript アプリケーションの開発には不可欠です。
『PostScript リファレンス・マニュアル 第 2 版』は、PostScript の標準リファレンスです。各演算子、Display PostScript (DPS)、Level 1 および Level 2 についての定義が説明されています。この資料は、デバイス独立のプリンタ言語としての、PostScript の基本事項について説明しています。PostScript のフォントおよび文字を処理する特殊な機能についても説明されています。この資料の付録 E では、標準文字セットおよびエンコーディングベクターを示しています。インタプリタに組み込まれたフォントや他のソースから提供されたフォントの編成についても解説しています。
『Programming the Display PostScript System with X』は、X ウィンドウおよび Display PostScript を扱うアプリケーション開発者向けの資料です。この資料は、Display PostScript を使用するアプリケーションを作成して、画面表示およびプリンタ出力用の情報を作成する方法を示しています。コーディングの手法が詳細に説明されています。
localization リソースカテゴリでは、どの中立言語 (たとえば英語や日本語) をサポートするかを指定します。このカテゴリは、Language、Country、CharSet、その他のキーを含む辞書で構成されます。これらのキーは、%Console% デバイスパラメタセットにあります。
<</Language/EN /Country/U.S. /CharSet/ISO-646-ISV>>
<</Language/JA /Country null /CharSet/JIS-...>>
日本語の例では、Country に null 値が指定され地域は選択されていないことを示しています。
localization リソースカテゴリでは、各アイテムに固有の名前を使用しなければなりません。
ページ記述言語 (PDL) インタプリタを PostScript 製品に割り当てることができます。アプリケーションやプリンタドライバは PDL リソースカテゴリを使用して、どの PDL インタプリタが割り当てられているかを確認できます。
制御言語を割り当てることもできます。アプリケーションやプリンタドライバは、ControlLanguage を使用して、PostScript 製品で使用可能な制御言語を確認できます。
PDL および ControlLanguage リソースカテゴリを使用できます。
PDL および ControlLanguage リソースカテゴリは、キーと値のペアで構成されます。詳細については、Adobe PostScript に関する資料を参照してください。