CTL により、以下に示す新しい疑似リソースが XmRendition に追加されました。
表 7-1 XmRendition の新しいリソース
名前 |
クラス/タイプ |
アクセス |
デフォルト値 |
---|---|---|---|
XmNfontType |
XmCFontType/XmFontType |
CSG |
XmAS_IS |
XmNlayoutAttrObject |
XmClayoutAttrObject/String |
CG |
NULL |
XmNlayoutModifier |
XmClayoutModifier/String |
CSG |
NULL |
レンディションフォントオブジェクトのタイプを指定します。CTL では、このリソースの値が XmFONT_IS_XOC の値になっている必要があります。それ以外の値が設定されていると、XmNlayoutAttrObject と XmNlayoutModifier の値は無視されます。
XmNfontType リソースの値が XmFont_IS_XOC で、XmNfont リソースが指定されていない場合、XmNfontName リソースの名前は、その作成時点で XmlayoutAttrObject リソースにより指定されたロケール、または現在のロケールの XOC オブジェクトに変換されます。さらに、XmNlayoutModifier リソースの値は XOC に関連付けられた任意の LayoutObject にパススルーされます。
この XmRendition に関連付けられた XOC に関連付けられた Layout Object の作成に使用されるレイアウト AttrObject 引数を指定します。この文字列の構文およびセマンティクスについては、レイアウトサービス m_create_layout() の仕様を参照してください。Layout Modifier Orientation の出力値と XmNlayoutDirection のウィジェットリソースの相互作用については、上述の XmNfontType の説明を参照してください。
XmRendition に関連付けられた XOC に関連付けられた Layout Object にパススルーされるレイアウト値を指定します。この文字列の構文およびセマンティクスについては『CAE Specification』を参照してください。
XmRendition{retrieve,Update} を用いてこのリソースを設定すると、文字列はこの Rendition に関連付けられた XOC に関連付けられた LayoutObject にパススルーされます。レイアウトサービスは以上の手続きにより動的に構成されます。 Orientation、 Context、 TypeOfText、 TextShaping、または ShapeCharset を変更すると、予測不能な動作が生じる可能性があります。
XmNlayoutModifier は、XmRendition に関連付けられたテキストのレイアウト動作に影響します。たとえば、数値のレイアウトデフォルト処理が NUMERALS_NOMINAL ならば、XmNlayoutModifier を次の 2 つのどちらかに従って設定することにより NUMERALS_NATIONAL に変更することができます。
レイアウト値は以下の各グループに分類できます。
エンコーディング記述 : TypeOfText、TextShaping、ShapeCharset (およびロケールのコードセット)
TypeOfText はセグメント順であり、未使用ブロックとして表すことができます。通常、レンディションオブジェクトを通じてこれらの値を動的に変更することは無意味です。ほとんどの場合、予測不能な動作を生じる結果となります。
レイアウト動作: Orientation、Context、ImplicitAlg、Swapping、 NumeralsOrientation、および Context は動的に変更してはいけません。ImplicitAlg、Swapping、および Numerals を変更するようにしてください。