ユーザは共通デスクトップ環境のシェル・コマンド行から、任意の X11 ベースのアプリケーションを実行できます。ただしアプリケーションをデスクトップへ統合する場合は、従わなければならないガイドラインがあります。アプリケーションの設計または既存アプリケーションの移植において最大限の適応性を与えるために、共通デスクトップ環境は 3 つの統合レベルを定義しています。
基本的な統合方法
アプリケーションをデスクトップから起動できます。基本的な統合を行うときはアプリケーションのコードを変更する必要はありません。詳細は、第 5 章「基本的なアプリケーションの統合方法」を参照してください。
推奨する統合方法
アプリケーションとデスクトップとの一貫性のレベルを向上できます。詳細は、第 6 章「推奨する統合方法」を参照してください。
オプションの統合方法
特殊な作業を実行するためにデスクトップが提供するサービスが利用できます。詳細は、第 7 章「オプションの統合方法」を参照してください。
統合の全レベルの詳細は、『Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド』を参照してください。基本的な統合については『Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド』でも説明しています。